新型コロナウイルスの感染予防のための消毒方法とは・・?
美容師・理容師になるときの国家試験に消毒法規の問題が出てきます。
開設には消毒薬設備の設置がされていないと、
厚生労働省からの営業許可が下りないのです。
エイズの時は今よりも対応できる準備がありましたが、
今回は未知の感染症であり、
より以上に美容院での消毒対策は不可欠になります。
美容院では消毒は日常に行われていますので、
手の保護をしていますし、
この年になっても手は綺麗とよく言われるし、
手荒れなどはしにくいと思っています。
今の日本国内は日常に消毒をされていますが、
今回は今までの消毒薬よりも強く、
より頻繁に使われはじめているようで、
手荒れで皮膚科に通う方が多くなっているようです。
手荒れや手荒れでできた傷は感染症や菌を呼び寄せます。
病院では人との間隔は取られていますか?
気をつけなければ、
・・・で今回は消毒対策をあげてみました。
新型コロナウイルスは「接触」か「飛沫」により感染します。
したがって、感染予防のためには、以下が重要なポイントとなります。
1. ウイルスを含む飛沫が目・鼻・口の粘膜と接触するのを防ぐ
2. ウイルスが付着した手が、目・鼻・口の粘膜と接触するのを防ぐ
手指の消毒には消毒用アルコールを用いますが、
身の周りの物の表面の消毒には、
多くのご家庭にもある塩素系漂白剤が有効です。
よく触る場所を、希釈した塩素系漂白剤でふき取って消毒しましょう。
消毒用アルコールは現在入手困難のようですが、
塩素系漂白剤は比較的安価で入手可能です。
ウイルスの除菌に使用できる消毒剤
• 手指:消毒用アルコール(濃度70%以上)
• 物の表面:塩素系漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム原液濃度約5~6%)
※次亜塩素酸ナトリウムを含む商品例としては、ハイター、ブリーチ、ピューラックス等があります。
塩素系漂白剤は用途に応じ、下記の表を参考に希釈して使用してください。
古くなった製品は効果が薄いので、ご注意ください。
◎ 塩素系漂白剤の希釈方法について
用途 濃度 希釈方法
ドアノブ・手すり等 0.05% 500mlの水道水に塩素系漂白剤を
5ml(ペットボトルのキャップ1杯分)を入れる
吐しゃ物が付着した床等 0.1% 500mlの水道水に塩素系漂白剤を
10ml(ペットボトルのキャップ2杯分)を入れる
1.消毒方法
準備
• 日ごろの整理整頓、ゴミやホコリを取る清掃がまず必要です。
• 換気しながら行いましょう。
• 塩素系漂白剤を吸い込んだり、
直接手指についたりすることを防ぐため、マスクや手袋を着用しましょう。
• 使用後のペーパータオル等を入れ、廃棄するための
ビニール袋を準備しましょう。
• 正しく希釈した消毒液を作ります。
作り置きしたものは効果がないため、消毒するたびに作り直しましょう。
2.消毒方法
• 消毒液を十分に含ませてしぼったペーパータオル等で、
消毒する場所を拭き取った後(一方向に拭く)から拭きします。
金属部分は腐食する可能性があるので、水拭きします。
• スプレー式ボトルでの噴霧は、
ウイルス拡散の可能性があるため、好ましくありません。
3.消毒場所
• 手指がよく触れる場所を消毒します。
※ウイルスの残存期間は、現時点では不明とされています。
◎ 主な消毒する場所は
場所 消毒場所
家庭や職場 居間・食事部屋 ドアノブ、窓の取っ手、照明のスイッチ、ソファー、テーブル、椅子、電話機、コンピューターのキーボードとマウス、小児玩具、壁、床等
台所・トイレ等 水道の蛇口、シャワーヘッド、洗面器、ドアノブ、窓の取っ手、照明スイッチ、浴槽、 排水溝、水洗便器と流水レバー、便座とフタ、汚物入れ、壁、床等
衣類・寝具 通常の洗濯機で問題ないと言われていますが、
気になる場合には、
熱湯消毒(80℃、10分以上)してから洗濯機にかけます。
職場や集合住宅の共用部分 エレベーターやエスカレーター エレベーターの呼び出しボタン、停止階ボタン、エスカレーターの手すり部分
建物の出入り口 建物の出入り口にあるドアノブ、ハンドル、
セキュリティー対応のオートロックボタンなど不特定の人が触れる部分
共用のトイレ
給水場所、洗面台等 ※家庭や職場の「台所・トイレ等」の欄参照
4.消毒後の注意
• 消毒が完了したら、手をよく洗いましょう。
• 手荒れがあるとウイルスが残りやすいと言われていますので、
ハンドクリーム等で手荒れを防ぐことも重要です。
※上記の消毒方法は、新型コロナウイルスだけではなく、インフルエンザやノロウイルスにも通用します。
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